林檎裁判｜男に汚された少女の復讐劇

男と女。

それは互いに支えあっていく、大切なパートナーになりうる存在です。

人は恋をし、愛し合う事で喜びを感じます。

しかし、男性の中には自分の欲望のみを優先する人がいます。

力で劣る女性を虐げて無理やりその体を汚し、時には命さえ奪う事も。

そんな男性はごく一部でしょうが、被害にあった女性は言い表せないほどの憎しみと決して消せない心の傷を負うのです。

もしあなたがそんな被害者だとして、憎い男の命を奪えるとしたらどうしますか？

復讐に走りますか？

例え、大きな代償を払ったとしても…

林檎裁判に登場する女子高生の夜宵は、クラスの中で浮いた存在でした。

美人なのに誰とも関わろうとせず、スマホばかりいじっている彼女。

それにはある理由があったのです。

ある日、偶然に男子生徒と手が触れ合ってしまった夜宵は一目散にトイレへ向かいます。

必死で手を洗い続ける彼女には決して消えないトラウマがありました。

親友が憧れの先輩から遊びに誘われ、一緒についていく事になった夜宵。

しかし、先輩は彼女達をだましていたのです。

目の前で犯され、うつろな目を向けてきた親友。

夜宵はなんとかその場を逃げたしたものの、親友は連れ去られてしまいました。

親友のうつろな目を忘れられず、後悔が彼女を苦しめます。

男に対するトラウマを抱えつつ、夜宵は親友を攫った男達を探しているのでした。

そんなある日、家に帰ると部屋には貰い物だというリンゴが置かれていました。

真っ赤なリンゴを何気なく手に取った夜宵はそこに不気味な目が付いている事に気がつきます。

それはリンゴに魂を宿した赤ずきん、メイジーでした。

よく知られた赤ずきんの物語とは違い人の形をした狼、男に犯され殺されたメイジー。

彼女の力を使って男達に復讐する事を誓った夜宵は契約を交わしますが、それには大きな代償が付いていたのです…。

復讐心から人ではないものに成り下がった赤ずきん。

可愛らしい童話のイメージと違い、おどろおどろしい赤ずきんの彼女は恐怖を感じさせます。

絶対なる力で男達を絶命させていくメイジー。

そして彼女の力を借りることになってしまった夜宵の運命とは…？

恐怖のおとぎ話の結末はどうぞ、あなたの目で確かめてみて下さい。

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