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お父さん、チビがいなくなりました|言いたいことを言えずにきた熟年夫婦 [月刊フラワーズ]

お父さん、チビがいなくなりました【スマホ漫画】
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3人の子どもも独立し、長年連れ添った夫婦二人が主人公のコミック「お父さん、チビがいなくなりました」

色気のある初老の男性を魅力的に描くことで評判の西炯子の作品ですが、本作で登場する70歳の「お父さん」は口数の少ない昔気質の頑固親父。

そんなお父さんを支え続けて44年のお母さんは、年とともに自分達夫婦の有り方に少し寂しさを感じ始めます。

知り合いの仲の良い夫婦みたいに、自分達も一緒に旅行を楽しみたいと言っても何の返事もありません。

何か用事がある時は「おい」と言うだけで、お母さんが話しかけても無視するその姿は他人から見ても寂しさを感じさせます。

そんなお母さんの話し相手は猫のチビ。

全く会話をしないお父さんの代わりに、チビと会話するのが唯一の楽しみと言えるほど、お母さんにとっての大切な心のより所になっていました。

そんなある日、チビが家から居なくなってしまいます。

心配で途方に暮れるお母さんに対しても、慰めの言葉や優しい素振りも見せようとしないお父さん。

少しずつお父さんとの関係に疑問を抱いていたお母さんの心には「離婚」の二文字が浮かんできます。

もちろんお父さんはただ冷たいだけの人間ではなく、お母さんのことをいつも考えていました。

しかしその気持ちを上手く伝えるだけの器用さを持ち合わせていなかったのです。

長年の生活からすっかりと気持ちがこじれてしまった熟年夫婦。二人の気持ちはこのままずっとすれ違ったままになるのでしょうか。

涙さそうエンディングはぜひ本編でご覧下さい。

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