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グラスホッパー|伊坂幸太郎原作小説を井田ヒロトが漫画化! [コミックチャージ]

グラスホッパー【スマホ漫画】
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2004年に発行された「伊坂幸太郎」作の小説が、2008年には井田ヒロト作画で、漫画化されました。

原作とコミックではエンディングが違うので、すでに原作を読んだ方にもおススメ。

小説の場合は読者それぞれで持つイメージがあるので、コミック化された時はそれがどう作画で描かれているのか気になるところですよね。

妻をひき逃げ事故で亡くし、その犯人に復讐するため裏社会に通じる会社に潜り込む鈴木は、元中学教師という肩書きの印象が強いからか、群衆の中でも目立たない容姿。

いわゆる普通の社会と胡散臭い社会の狭間で生きている鈴木の姿がとても忠実に描かれています。

また、自殺専門の殺し屋の鯨も、大柄な身体と、自分に対面した人間を自殺に追い込む不気味さを併せ持つ雰囲気が再現されていて、一目で鯨だとわかる描かれ方です。

蝉は猫のような俊敏さを持つ茶髪の少年の外見的特長と、雰囲気がぴったりと合ったキャラクターとして描かれています。

文章で受けたイメージは、読者それぞれで受け取り方が微妙に違うので作画として表現するのはとてもう難しい作業だと感じますが「グラスホッパー」では、原作のイメージを損なうことなく読者の期待を形にした作品ではないでしょうか。

ストーリーの主観が全て悪役で正義の居場所がないところも、興味深いポイントですが、結末を迎えることでそれまでに起こった出来事をどう解釈するのかハッキリとは語られず読者にそれを委ねる幕切れが、この作品の奥深さを感じさせる最大の見所かもしれません。

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